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『柴犬 物見遊山』ができるまで その③(柴犬ペンダント)

*1~4については、5月9日「その①」、5月10日「その②」を参照。

【5.消しゴム彫り】
下絵をトレーシングペーパーで消しゴムに転写後、カッターナイフ等で彫ります。

彫るときの留意点ですが、
①しゃちほこは、輪郭線の断面が底辺の長い台形に
②柴犬は、輪郭線の断面が垂直に
なるように彫ります。
『柴犬 物見遊山』ができるまで その③(柴犬ペンダント)_f0332658_1283932.jpg

①は一般的な消しゴムはんこの留意点です。②は型取りの原型として使うための留意点です。

彫りあがった消しゴムがこちら。
『柴犬 物見遊山』ができるまで その③(柴犬ペンダント)_f0332658_1284076.jpg

【6.ミール皿の下準備】
ミール皿はペンダントヘッドの土台です。

ミール皿には「金古美(アンティークのような風合い)」や「ロジウム(メッキのような風合い)」といった種類がありますが、私は主に「ロジウム」を使います。

ミール皿の底に白いアクリル絵の具で下地を作ります。
『柴犬 物見遊山』ができるまで その③(柴犬ペンダント)_f0332658_1284095.jpg

絵の具を塗らない場合、画面全体が暗い色調になります。

アクリル絵の具は乾きが早く耐水性に優れているため、後工程でレジン液(プラスティックのように硬化する液体)を使用するのに便利です。

(続く)