図案・方眼紙の活用法(消しゴムはんこ)
特に、以下のような同じ図案が複数集まったはんこを作成するときの効果は大きいです。
例えば、11月29日に紹介しました図案を描く場合、
①元になる図案をフリーハンドで描きます。
②フリーハンドで描いた図案を方眼紙上で「直線」で描きなおします。
この「直線」が重要で、方眼紙に印刷されているマス目の外枠・対角線を使って描くことで同じものの複製が可能になります。
③小さい図案の場合、わかりやすくするために拡大図案も作成します。
11月29日の図案のときには、2倍に拡大した図案を描きました。

拡大図案がなくても再現可能であれば③はスキップします。
④拡大図案を元に、方眼紙に繰り返し描いていきます。
拡大図案の柴犬の口元に小さく「スタート」と書いてあるのが見えますでしょうか。

これは描き始めの場所を示しており、ここから右に1マス、上に4マス進んだ点に直線を引くことで、柴犬の上唇が出来上がります。
さらにそこから右上に1マス分の対角線を引き、そのまま水平に右に1マス線を引くことで、鼻が出来上がります。
このような感じで繰り返していくと、

同じ絵が複数の図案が出来上がります。
このままはんこにしても良いですし、カクカクした図案が嫌であれば、
トレーシングペーパーに転写する際に、フリーハンドで調整しながら描けば角が落ちます。

左が方眼紙の図案、右がトレーシングペーパーで角を落とした図案です。
デッサンの技量が高く、何回でも同じ絵が描けるという人には不要な方法ですが、図案に不安があるという場合には、方眼紙は便利なツールだと思います。